18.逆のやりかた
前回のように、コード進行には定番のものがいくつかあります。
今回は、
“メロディーにコードを付ける”とは
逆のやりかたで、
先にコード進行を決めて、それにメロディーをのせる。
方法です。
どのようなコード進行があるのかというと…
■「3コード」C-F-G7
■「1625」C-Am-Dm-G7
■「王道進行」F-G-Em-Am
■「小室進行」Am-F-G-C
■「下降進行」C-G/B-Am-G7
■「カノン進行」C-G-Am-Em-F-C-F-G
■「let進行」C-G-Am-F
■「クリシェ」C-CM7-C7-C6
■「R&B進行」F-E7-Am-Gm7 C7
などなどです。
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前の項目(17.ヒット要素つめあわせ)
次の項目(19.まとめ)
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17.ヒット要素つめあわせ
さてコード付けシリーズも最後です。
今回はヒット曲によく使われるコード進行を
ふんだんに取り入れてみようかと思います。
まずは下降進行
前半部分はルートがCから、
半音ないし全音で下降していきます。
さまざまな曲でよく使われる進行です。
そして7,8小節目は4度進行です。
ここはルートが4つずつ進んでいきます。
とても心地の良い進行です。
3段目はGet Wildでおなじみの「小室進行」です。
最近では小室哲哉だけでなく、
千本桜や前前前世などでも使われています。
4段目は「イチロクニイゴ」と呼ばれる、
循環コード進行です。
エンディングはIV#m7-5から半音ずつ降りてます。
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前の項目(16.セカンダリードミナント)
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16.セカンダリードミナント
それはつまり、これを理解できれば、
あなたの音楽の幅や可能性が
大きく広がるということなので、
頑張ってみましょう。
以前、5番目のコード(G7)→1番目のコード(C)
5番目のコードはD7ですし、
1番目のコードはGですから。
Gのキーの時にしか使わないはずのこのD7→G
聴けばすぐに分かると思います。
曲の空気が一瞬で変わっていることが。
C – D7 - G7 – C
に変えたら…
そして2小節目はキーがGになっていると考えると、
そこだけ転調していることになります。
これが一時転調です。
【さらにもう1歩…】
4小節目のC7→F
5小節目のF7→B♭7
7小節目のD7→G7
10小節目のE7→Am
12小節目のC7→F
13小節目のD7→G
15.サブドミナントマイナー
超お手軽にも関わらず、
大きな変化をもたらすお得なものです。
6小節目をFmにしました。
前の小節(5小節目)のFと比べて、
変化がついていることがよく分かるかと思います。
Fmは使えません。
エンディングでも使うと効果的です。
F→Fm→C or G7
この順で使うと内声がラ→ラ♭→ソ
と半音での流れも生まれます。
■■■
14.セブンスにしてみる
脱初心者の登竜門、
「セブンス」についてです。
Cのダイアトニックコードに7thをつけると、
C△7・Dm7・Em7・F△7・G7・Am7・Bm7-5
…となります。
どのように違っているのか。
前回のAmとどう違っているか。
C△7・Dm7・Em7・F△7・G7・Am7・Bm7-5
です。
C△7・F△7
G7のみ
Dm7・Em7・Am7
まずこの中の、
G7とDm7。
この2つは7thの役割がハッキリしてます。
トニックに戻るために7thが重要な働きをしています。
なので、
他の残りのコードに7thを
ということになります。
今回の「おどるヘンテコリン」を聴いて、
CとC△7は明らかに違うことに、
気付きましたでしょうか?
どのように違って聴こえたのかは、
(私にはオシャレになったように聴こえます)
人それぞれでしょうけれども、
考える“判断材料”はあります。
AmとAm7、EmとEm7ですが、
△7ほどの違いを感じましたでしょうか?
聴こえ方は違うのですが、
実際の演奏でAm7をAmで弾いたところで、
聴衆が気付くか?というと、
そう気付かないかと思います。
アドリブソロのときに大きく作用する一面もあります。
・あると大きく印象が変わる7th、
・あっても無くても大差ないが、
ソロのときは重要な7th
セブンスというのは本当に奥深く、
またその分、理解が深まれば、
音楽の幅も広がります。
13. sus4(サスフォー)
sus4に関しては以前、動画で説明しているので、
こちらをどうぞ。
かんたんに言うと…
今回は7小節目をGsus4にしたいと思います。
本当にシンプルなコード進行で、
やはり長く愛される曲というのは、
このように基本に沿ったコード進行になっている
ということがよく分かります。
3度の音を4度に吊り上げているので、
上げた3度を元に戻します。
宙ぶらりん(Gsus4)から安定(G)になります。
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【さらにもう1歩…】
違う書き方をする場合があります。
Dm7/G や F/Gです。
Dm7 on Gとも書かれます。
まずsus4を疑ってみるといいです。
例えば、F/Gなら…
ソ・ファ・ラ・ドですね。
ファはセブンスで、
ラは9thですね。
ドは4度です。
G7sus4(9)と同じことです。
ただ譜面上にいきなり、
G7sus4(9)とか書かれても
「んん???」となってしまうので、
分かりやすく、F/Gと記載されているわけです。
12.代理コードに変えない?(V)
この7番目が5番目の代わりを務められるのですが、
めったにありません。
代理として使われるコードがあります。
難しいですが、
コード理論の理解がより深まりますし、
使いこなせると、作曲するにもアドリブするにも
かなり有利です。