コードのつけ方

メロディーへのコードの付け方を紹介してます

11.代理コードに変えてみる(IV)

 
今回はサブドミナントを代えてみましょう。
 
サブドミナント(F)の代わりを出来るのが、
2番目のコード(Dm)です。
 
さっそく前回の譜面

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これのFのところ、
今回は6小節目だけを代えたいと思います。
 

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■■■ 重要 ■■■
 
代えたことにより、
6小節目-7小節目はDm-G7となりました。
「2番目のコード」-「5番目のコード」です。
 
この流れを
「ツーファイブ」といいます。
G7の次は、ほぼほぼCなので
Dm-G7-Cを
「ツーファイブワン」といいます。
 
これら言葉はとても重要なので
名前だけでも覚えておいて下さいね。
 
 
【さらにもう1歩…】
 
この「ツーファイブワン」からは
コード進行のさまざまなことを学べます。
 
 
まずレの4つ上はソです。
そしてソの4つ上はドです。
 
このルートが4つ上に進む(4度進行)
というのは様々な楽曲で使われており、
そして日本人がとても好きなコード進行なんです。
 
 
jazzのジャンルでは必ずと言っていいほど、
この進行が出てきます。
「ツーファイブ」の理解を深めることは、
ジャズの理解を深めることにつながります。
 

☆以前G7→Cの流れを「ドミナントモーション」
というと説明しました。
 
ちなみにD7→Gも「ドミナントモーション」(キーがG)です。
なので「ツーファイブ」のDmをD7に代えると、
D7-G7-Cとなり。D7-G7はドミナントモーションで、

その次のG7-Cもドミナントモーションということになります。
ダブルドミナントといい、一時転調しているのです。
 
 
 
 

10.代理コードに変えてみる(I)

 
 
今回と次回3コード以外のダイアトニックコードを使って、
より豊かなサウンドを創ってみたいと思います。

3コード以外のダイアトニックが
何が出来るのかというと
3コードのそれぞれの代わりを
務めることが出来るんです。
 
まずは、トニック。
トニック(C)の代わりに、
3番目(Em)6番目(Am)
使うことができます。
 
これらを「代理コード」といいます。
 
「日曜日の夕方に放送される静岡県を舞台にしたアニメ」
を彷彿させるメロディーのおどるヘンテコリン。
 

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これのCコードのところを
EmかAmに代えてみましょう。
 

今回は.3.4小節目のCをAmに代えてみます。
同時に同じメロディーなので11.12小節目もAmにしときます。

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■■■ 重要 ■■■
 
ポイントとしてはそれぞれのコードのイメージを
自分の中で作っておくことです。
 
僕の場合は…
Emはオシャレな感じ。爽やかな感じ。
Amは重たい感じ。詰まったこしあんみたいな感じ

もちろん人によって違うと思います。
それぞれのコードが持つキャラクターみたいなものを
自分の中で確立しておくと、
当てずっぽうにならず、意志を持った交換ができます。
 
 
次回は4番目のコードも変えていきます。
そちらは結構大事なことを書いてありますので、
是非、ご覧くださいね。
 
 
■■■
 
 
 
 
 
【さらにもう1歩…】
 
「代理コード」自体はEmとAmだけではありません。
 
C(トニック)の代理コードとしては、
他はF#m7-5(IVm7-5)があります。
F#m7-5の構成音はファ#・ラ・ド・ミです。

ド・ミは言わずもがなCの構成音ですし、
ラはCの代理のAmにもいるのでCと近い存在。
 
ファ#がなんとも仲間外れ感が強いですが
#11thというテンションでして
これが入ることによって異次元な感じがしますね。
 
 
 
 
 
☆☆☆
よく分からない…という方はコチラ
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そもそもコードが分からない…という方はコチラ
1ヶ月de コード理論
 
 
 
 
 
 

9.ダイアトニックコード

 
前回、1.4.5番目のコードを使ってコード付けをしました
さらにここから、他のコードも使うと、
よりサウンドが彩ります。
 
そこで必要な知識が「ダイアトニックコード」です。
 
「ダイアトニックコード」とは一言で言うと
そのキーが持つコード達です。
 
 
ダイアトニックの説明は動画でしてあるので、
ご覧ください。
 

カンタンにいうと…

CのキーのCDEFGABと7つある音たちを
それぞれコード化すると、
C・Dm・Em・F・G・Am・Bm-5
となります。
 
この7つのコードが「ダイアトニックコード」です。

1.4.5番目のコードはもう使ったので、
次回は他の、2番目(Dm).3番目(Em)
6番目(Am)のコードを使っていきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

8. T・SD・D当てはめてみる。その2

 
 
コード付けのやり方は他にもあるので、
その一例を記していこうと思います。
 
 

■小節の1番多い音にあわせる。
 
これが一番オーソドックスなやり方だと思います。
コード構成音が一番多く含まれているコードを選びます。
 
メロディーにミが一番多いのなら、
【ミが構成音に入っているコード】にします。
なので、一般的なコードだと
C 、E、Em、F△7、A、Am
の中から選ぶことになります。
 
ただ、F△7のように、
「7thが構成音」といった場合は
避けた方がいいかもしれません。
 
 

■2拍以上伸ばす音に合わせる。
 
これも、まぁそうでしょうね。って感じだと思います。
長く伸ばす音にコードを合わせます。
ミを伸ばしているのなら
C 、E、Em、F△7、A、Am
の中から選びます。
 
 

■ひたすら弾いて気に入ったものをチョイスする
 
初心者にありがちな方法ですが、
別に悪いわけではありません。
 
そもそも人間というのはメロディーを聞いたときに、
同時にコードも頭の中に鳴っているものらしいです。
自覚していないだけで。
 
なので、それをひたすら探すというのも
一つのやり方です。
 
ただデメリットとしては、
小節ごとではよくでも、通して弾いてみると、
しっくりこなかったり、調性がグチャグチャだったりする、
可能性が出てしまいます。
 
 
 
 
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